• TOP
  • >
  • 美瑛町国際フォーラム2017
雄大にそびえ立つ十勝岳連峰とその裾野に広がる、幾重にも連なる広大な丘。
風になびく黄金色の麦の穂の鮮やかさや白い小さな花を咲かせるじゃがいも畑の彩り、防風林に囲まれるパッチワークの図柄に作付けされた農地や四季折々に、変化に富んだ美しい景色は人々に感動と安らぎを与えています。

今では誰もが思い描く「丘のまち美瑛」の美しい景観は、前田真三先生の写真によって見出され、広く紹介されたことから、多くの写真家や美瑛を愛する人々が国内外より訪れ、それぞれの思いを写真に撮って帰っていきます。

「丘のまち美瑛」は世界的な注目を集める写真の聖地です。
しかし、一方で大地に広がる景観を写すことのマナーやルールが周知されておらず、被写体である農地への立ち入りの問題に代表される、農業と観光業との折り合いという課題が存在しています。

私たちは先人たちの農林業の営みによって創られたこの景観を、守り育んでいかなければなりません。

多くの人が美しさを求め美瑛を訪れる今、この美しい景観を写真に残して次の世代に引き継いで行き、写真による地域の人々との交流ができるまちづくりを目指していきます。

「丘のまち美瑛 景観・写真国際フォーラム」は、美瑛を愛するみなさんのご協力をいただきながら、美瑛で生活している人々と美瑛を訪れる人々がともに手を取り合って、丘のまち美瑛の最高の美しさと写真文化を国内のみならず全世界に発信していきます。

The Hill Town Biei International Forum of Landscape and Photography

The Tokachidake mountain range rises majestically and the vast hills stretch in layers. The vibrant scenery of the golden wheat that flutters in the wind, the color of the potato field that blooms small white flowers, the patchwork patterned farmland surrounded by the windbreak forest, and the beautiful scenery that changes with the seasons give such impression and comfort in mind at the same time.
 
The beautiful scenery of the ‘hill town Biei’ that everyone dreams of was discovered and widely introduced by the photographs of Shinzo Maeda. Many photographers and people who love Biei visit from Japan and overseas and take photos with their own perspective and return home.
 
‘The Hill Town Biei’ draws attention worldwide as a Mecca of landscape photography. However, manners and rules for photographing the landscape are not widely known, and there are issue to be reconciled between local agricultural business and tourism  caused by the incidents such as tourists entering farmland to take photographs.
 
Now that many people visit Biei seeking for its beauty, we will capture this beautiful landscape in photographs and pass it on to the next generations aiming to create a place where visitors interact with locals through photography.
 
We must protect and nurture this landscape created by the effort of our predecessors’ in agriculture and forestry.
 
The Hill Town Biei International Forum of Landscape and Photography in cooperation with all who love Biei aims to bring locals and visitors together hand in hand and deliver the beauty of the hill town Biei and photography culture not only to Japan but also to the world.

開催概要

名 称

丘のまち美瑛
景観・写真国際フォーラム2017

主 催

丘のまちびえい写真文化創造事業実行委員会
(構成団体)
美瑛町・美瑛写交会・美瑛写真サークル・丘のまちびえい活性化協会・美瑛町観光協会・びえい白金温泉観光組合・美瑛町文化連盟・美瑛町森林組合・美瑛町農業協同組合・美瑛町商工会・上海写真家協会

後 援

北海道・北海道観光振興機構・旭川市・富良野市・鷹栖町・東神楽町・当麻町・比布町・愛別町・東川町・上富良野町・中富良野町・南富良野町・占冠村・美瑛町教育委員会・国立大雪青少年交流の家・日本で最も美しい村連合・北海道旅客鉄道株式会社・JAL・ANA・AIRDO・北海道新聞旭川支社・朝日新聞旭川支局・毎日新聞社旭川支局・HBC旭川放送局

協 力

拓真館/エフ・プロジェクト

運 営

丘のまちびえい写真文化創造事業実行委員会
住所:〒071-0292 北海道上川郡美瑛町本町4丁目6-1 美瑛町役場内
電話:0166-92-4321
(受付時間:平日午前10:00~午後5:00(土・日・祝日を除く))
FAX:0166-92-4414
mail:keibun_shinkou@town.biei.hokkaido.jp

開催期間

平成29年4月29日(土)~平成29年5月14日(日)

開催地

北海道 美瑛町

 オープニング・イベント

開催日:2017年4月29日(土)
場 所:美瑛町町民センター・多目的ホール「美丘」
M C:伊藤 綾
参加費:無料(事前申し込み不要)

オープニング・セレモニー 白金太鼓演奏
美瑛町長 浜田 哲 挨拶
映像と音楽による「美瑛の四季」by ピアノ:磯村由紀子 映像:菊地晴夫
基調講演 エバレット・ブラウン
テーマ「美瑛・景観・写真文化の国際的な可能性」
パネル・ディスカッション「美しい景観は誰のもの?」
パネラー: 吉村和敏(招待写真家)/菊地晴夫(町内写真家)/村上寿裕(町内農家)/中山勝利(観光協会)
コーディネーター:麻生美希(九州大学講師)


オープニングコンサート


                 映 像  菊地 晴夫
                 ピアノ  磯村 由紀子

丘のまち美瑛 景観・写真国際フォーラム 写真展


 

エバレット・ブラウン Everett Kennedy Brown

文化庁 長官表彰(文化発信部門)被表彰者
アメリカ生まれ。88年から日本に永住。湿版光画家、日本芸術文化国際センター芸術顧問、一般社団法人会所プロジェクト理事。epa通信社日本支局長を経て、2012年より日本文化を海外に紹介する企画に携わる。国内の媒体を始め、「ナショナル・ジオグラフィック」「GEO」「家庭画報INTERNATIONAL」などに広く作品を寄せる。著書に『俺たちのニッポン』、『日本力』(松岡正剛氏との共著)、『Japanese Samurai Fashion』 ほか多数。

受賞・個展歴
2011年  日本内閣府主催「TOHOKU」ダボス会議(世界経済フォーラム)
2012年「母なる国へ」ブレシア美術館 (イタリア)
2014年「日本の面影」竹中工務店のギャラリーエークワッド (東京)
2014年「壱分ノ壱展」山下画廊 (東京)
2014年「 Collodion Compositions」(東京銀座ヤマハホール) 
2015年「縄文 」フィンランド国立美術館 (フィンランド)
2015年「三渓園の面影」三渓園記念館 (横浜)
2016年「日本の面影」竹中大工道具館 (神戸)
2016年「Contemporary Talents of Japan」Ronin Gallery(NY)
2017年「会所 」三渓園記念館 (横浜)
2017年「Japanese Samurai Fashion」hpgrp Gallery (NY)
2017年「着物物語」Kosaka Art Gallery (NY)
 


 

 
陳衛中 Chen Wei Zhong

1977年よりプロカメラマンとして活動をスタート。2001年、中国トップコマーシャルカメラマン10人に選出される。

受賞・個展歴1986年写真集「芸術人体百体」出版
1987年写真展「陳衛中芸術撮影展」開催(上海)
1991年上海大衆自動車工業製「サンタナ車」の撮影作品がアメリカ「CREATIVITY」賞を受賞
2002年5月写真集「第三極」出版
2002年8月第六回国際撮影展「第三極」陳衛中撮影展を開催(上海)
2003年中国撮影協会全国代表に選出される
2004年写真集「磚魂」を出版、中国上海トップコマーシャルカメラマン10人に選出される
2005年3月コニカミノルタプラザにて「第三極 - 中国西部印象」写真展開催
写真集「上海浦東」出版、カナダトロントにて「上海浦東」写真展開催
2005年7月~中国貴州省の撮影
2006年4月中国第一回文芸「金爵賞」受賞 


 

 
吉村和敏 Kazutoshi Yoshimura

1967年、長野県松本市で生まれる。県立田川高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後、東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、意欲的な撮影活動を行っている。自ら決めたテーマを長い年月、丹念に取材し、作品集として発表する。絵心ある構図で光や影や風を繊細に捉えた叙情的な風景作品、地元の人の息づかいや感情が伝わってくるような人物写真は人気が高く、定期的に全国各地で開催している個展には、多くのファンが足を運ぶ。近年は文章にも力を入れ、雑誌の連載やエッセイ集の出版など、表現の幅を広げている。

受賞・個展歴
2003年 カナダメディア賞大賞受賞
2007年 写真協会賞新人賞受賞
2015年 東川賞特別作家賞受賞

『プリンス・エドワード島』『「イタリアの最も美しい村」全踏破の旅』(講談社)
『BLUE MOMENT』『MAGIC HOUR』『Morning Light』(小学館)
『Moments on Earth』(日本カメラ社)『カスタム・ドクター』(ノストロ・ボスコ)『Shinshu』(信濃毎日新聞社)

 


 

霜田一良 Kazuyoshi Shimoda

1949年生まれ。1971年から、Sydne di Craiker Studio(America N.Y.)にて写真を学び、73年帰国後、写真館事業を始める。1994年 PHOTO JAPAN 誌にカナダで撮影した「SKETCH OF CANADA」掲載される。2005年から中国、新疆での撮影を開始。

受賞・個展歴
2004年 コニカミノルタプロフォトコンテスト優秀賞受賞
2005年 コニカミノルタプロフォトコンテスト最優秀賞受賞
2008年 「印象・新疆」写真展@上海・西安区文化館
東京六本木・富士フイルムフォトサロンにて「印象・新疆」写真展
2009年 「新疆・青海・四川」写真展@貴州省・貴陽
2011年 「天 路~知られざる悠久の大地~」写真展@六本木・富士フイルムフォトサロン 


 

菊地晴夫 Haruo Kikuchi

1954年、山形県南陽市出身。1995年、東京から美瑛町に移住、「北西の丘」展望公園前に菊地晴夫写真ギャラリーを開設。2003年、ハイビジョンカメラによるビデオ撮影を開始し、現在はスティル撮影の他に4K映像によるデジタルコンテンツ制作などを行っている。NHK「HOKKAIDO IN FOCUS~写真家が見つめる北海道~」に出演、またNHK「 ワンダー×ワンダー」、NHK・BSハイビジョン特集などをはじめ、様々なメディアに写真や映像提供を行っている。

受賞・個展歴
2000年 「光彩の大地」 写真集、発表
2001年 「木のある風景」 「花のある風景」 写真集、発表
2007年 「美瑛・富良野の四季」 DVD、発表
2013年 「丘のある風景」 BD、発表
2015~16年 「日本で最も美しい大地-美瑛 丘のある風景」 写真展@富士フイルムフォトサロン東京・大阪他
2017年5月 「日本で最も美しい大地-美瑛 丘のある風景」 写真展@富士フイルムフォトサロン名古屋開催予定

 


 

阿部俊一 Shunichi Abe

1973年生まれ。1995年日本写真映像専門学校、写真学科卒業。広告写真、人物写真、日本写真映像専門学校の教員を経て、2001年美瑛町に移住。現在、美瑛の風景を中心に作品活動を展開。日本写真家協会会員。日本写真協会会員。

受賞・個展歴
2002年「Landscape in Biei」写真展@東川町文化ギャラリー
2003年「魅せられて美瑛」@美瑛町観光協会
2006年「美瑛の大地」写真集(東方出版)発表
2008年「北海道の四季」写真展@韓国・釜山
2009年「美瑛の大地」写真展@東京・新宿
2014年「JPS同期会写真展」出展@東京・新宿
2015年「美しき美瑛の光と空」写真集(フォトステージ エース)発表 


 

中西敏貴 Toshiki Nakanishi

1971年大阪生まれ。独学で写真を学びながら1990年頃より北海道へ通い続け、2012年撮影拠点である美瑛町に移住。光を強く意識した風景作品に取り組む一方、自然の中に造形的な美を見出す表現にも挑戦している。

受賞・個展歴
2012年「光の彩」写真集
2012年「光の彩」写真展@キヤノンギャラリー銀座・大阪
2013年「HIKARINOIRO+」写真展@東川町文化ギャラリー
2014年「Power of Light」写真集
2015年「美瑛・光の旅」写真集
2016年「ORDINARY」写真集
2016年「ORDINARY」写真展@リコーイメージングスクエア新宿ほか
2017年  第5回「日経ナショナル ジオグラフィック写真賞」優秀賞受賞

 


 

ケント白石 Kent Shiraishi

北海道札幌市出身。現在は北海道美瑛町に在住。美瑛町にある「青い池」の写真が2012年日本人として初めて米国アップル社の広告に大きく採用され、今現在まで8年間の長期独占契約を結び、主力販売機種であるiPhone、MacBook Proはもちろん、iPadやiPodなどすべての機種の壁紙になる。その結果、「青い池」は世界的に有名になり、町の観光客数の増加に大きく貢献。さらに冬に凍る「青い池」を2014年12月より冬期間ライトアップするプロデュースを手掛ける。そしてその情景を撮影した写真は直ぐに世界で話題になり「青い池」に関する一連の作品はWeb上で19ヶ国語に翻訳され世界中で閲覧・観賞されている。写真家として世界に通用する発信力に拘り、また北海道を世界的な観光地にするために、SAMURAI Photographerとして日々作品創作しながら世界に発信中。

受賞・個展歴

2011年米国National Geographic社主催で実施されるWeb上の国際フォトコンテストに日本人として初めて入賞。
その受賞作品は美瑛町の青い池に初雪が降っている写真。
またその後毎回世界中で出版されるNational Geographic社の代表的写真集に青い池が選出されている。
「STUNNING PHOTOGRAPHS」(2014年)
「Greatest Landscapes」(2016年)
「NIGHT VISION」(2017年)

 


 

 
山﨑 一 Hajime Yamazaki

北海道旭川市生まれ。有限会社デジタルコンテンツ代表取締役
光を追い求める、映像作家です。
「出会った人全てを、映像の力で幸せにし、観た人に行動を起こさせる」と言う理念の下、自らのミッションである「世界中の人々に、地球のさまざまなすばらしさを残し、伝える」を追求しています。
 風景映像を核としながら、人、物、事のドキュメンタリー4K作品を制作・提供。

受賞・個展歴
2012年 道庁主催・北海道魅力発信動画 グランプリ受賞
2016年 4K徳島映画祭 グランプリ受賞

NTTぷらら4K「映像大陸北海道」
旅チャンネル4K「キノイロ美瑛」フユノイロ/ナツノイロ
香港TVB「SmallTraveler」1~10話
スカパー4K「LandSkip」 #001~010
AIRDOで旅する あなたのまだ知らない北海道 2017年6月より機内にて
他多数
DVD「美瑛の記憶」
BD,DVD「青を溜める池」
DVD「北海道名景紀行」
DVD「映像大陸北海道」Vol.1~12
DVD「映像大陸北海道」EasternPart